躁状態の人と上手に接するには【病気を認識するところから】

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意外と認知度低い鬱の症状

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病気のせいで気持ち高まる

日本人の15人に一人は生涯一度はかかるとも言われるほど増加の一途を辿る病、それがうつ病です。うつ病の中にもいくつか種類があり、中でも昨今認知度を高めているのが躁うつ病です。正式な病名では双極性障害と言います。双極性障害の双極というのがつまりは抑鬱状態と躁状態を意味しています。気持ちが塞ぎ込んで何事にもやる気が起きず活動量が低下したり、引きこもりがち、内向的になったりしてしまうのが抑鬱状態。一方の躁状態とは反対に気持ちが高揚します。活動量も増え積極的になるという特徴があります。その二つの精神状態を不定サイクルで繰り返すのが双極性障害というわけです。さらに、この二つを比較すると抑鬱状態の方がやや長い傾向にあるようです。抑鬱状態については誰しも経験がなくても何となくイメージができるはずです。しかし、躁状態とは一体どのような状態なのかは意外と知られていません。躁の状態になるといつもより自分に自信が持てたり、幸福を感じたりする事があります。しかしその反面、注意力が散漫になったり他者に対して攻撃的になったりする様子が見られる場合もあります。また、躁状態の程度が悪いとその後の抑鬱状態もまた症状的には重度になるという特徴があります。躁の時には本人は幸福感を感じていますから、自分がうつ病で治療を受ける必要があると自覚する事はまずないでしょう。しかし、自覚は難しくとも家族や友人であれば気付けるかもしれません。もし身近な人で、病的に活動量が増えた人や多弁で止まる事がない人がいた場合は注意して様子を見てあげる必要があります。先述の通り、躁状態とは気持ちが高まって積極的になる特徴がありますが、それ故に勘違いを引き起こしやすいので注意も必要です。勘違いとはずばり、躁の状態が良い状態だと捉えられてしまうことです。双極性障害は抑鬱状態と躁状態を繰り返しますが、気持ちが落ち込んだ状態からハツラツと活動的になることから、抑鬱状態の時は症状が悪い時で、躁だと病状が回復していると誤った認識を持たれてしまうのです。しかし、よく考えればそもそも精神疾患ではない元気な人のことを躁状態とは言いません。抑鬱があるからこそ、その次に現れるのが躁なのです。つまり躁状態も病気であり、悪いものである事に変わりはないのです。症状についても、経験した事がない人や身近に双極性障害の方がいないと理解しがたいかもしれませんが、一般の元気で積極性のある人とは少し異なります。例えば、よく言えば「活動的」ですが、休息や食事を疎かにしてまで活動したり、そのせいで疲労が溜まり不眠になったりする事があるのが躁の状態と言えます。また、積極性があるといえば聞こえが良いですが、ギャンブルや買い物依存を起こしたりする可能性があります。多弁と言って喋りすぎる傾向もあり、自分の話ばかりで他人の話に聞く耳を持たなかったりします。一般的にうつ病と聞くと、これまでの症状とは真逆の塞ぎ込んだ抑鬱イメージが先行します。そのため、医師であっても躁状態からうつ病を見つける事はとても大変ですが、このような症状がでるという事は知っておくときっと役に立つはずです。

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